KIMBER KABLEといえば、オーディオ好きなら一度は耳にしたことがあるブランドだと思います。アメリカのケーブルメーカーで、スピーカーケーブルやインターコネクトケーブルでは定番の存在ですよね。最近だとSONYとコラボしたヘッドホンケーブルが人気を集めていて、WALKMANの内部配線にも採用されるなど、品質の高さは折り紙付き。実際、ショップやイベントで見かけることも多く、信頼感のあるブランドという印象です。
D-60ってどんなケーブル?
今回取り上げるのは、KIMBER KABLEの「D-60」というコアキシャルデジタルオーディオケーブルです。いわゆる同軸ケーブルのことで、DACやトランスポート、あるいはクロックの接続に使われることが多いケーブルですね。
デジタルケーブルって「音が変わるの?」と思われがちですが、実際には信号の正確さや安定性に直結する部分です。ケーブル選びによって再生のクオリティや安心感が変わるのは間違いないです。D-60は昔から定番として愛用されているモデルで、オーディオファンの間でも「とりあえず持っておいて損はない1本」と言われることもあります。
外観と使い勝手




実物を手に取ると、まず目に入るのが白い皮膜。派手さはないけれど、逆にシンプルでどんなシステムにも馴染みやすいデザインだと思います。太さは細身で、同軸ケーブルらしい取り回しやすさがあります。
面白いのは質感ですね。弾力があって「しっかりしている」感じがありつつ、しなやかに曲がるので設置はかなり楽。硬すぎるケーブルだと配線が大変ですが、D-60はストレスなく配線できるのが嬉しいところです。端子の作りも丁寧で、接続時にカチッと収まる精度があるので安心感があります。
使ってみた印象
実際にクロックケーブルとして使ってみましたが、安定感があるなというのが第一印象。デジタル信号の伝送って見えない部分だからこそ不安になりやすいんですが、D-60を使うと「信頼して任せられる」感じがします。音質面でもクセがなく、システム全体のクオリティを下支えしてくれる存在だと思います。
もちろんケーブル単体で音の傾向が劇的に変わるわけではないですが、長期的に安心して使える環境を整えるという意味では、かなり有効なアップグレードだと思いますね。
まとめ
KIMBER KABLE D-60は、シンプルな見た目ながら作り込みの丁寧さが感じられるデジタルオーディオケーブルです。白い被膜と細身のデザインで扱いやすく、取り回しのしやすさも抜群。加えてブランドの信頼性もあるので、「デジタルケーブルで迷ったらコレ」という一本になり得る存在だと思います。
オーディオって、ケーブルを変えたくらいで何が変わるの?と感じる方もいるかもしれません。でも実際に使ってみると、安心感や全体の安定度が違うのは間違いない。そういう意味で、D-60はシステムの完成度を高めたい人にとって頼れる選択肢だと思います。


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