今回はELEGAの業務用ヘッドホン DR-631Cを紹介します。
ELEGAのヘッドホンは基本的に業務用のモデルが多いため、あまりブランド名を聞いたことが無い方も多いと思います。テレビ局などではよく使用されており、一度見たら忘れられない独特な形状も相まって、一度見ると認識する機会は少なからずあるヘッドホンですね。
SONYのCD-900STもスタジオ用のヘッドホンとしては有名で、使用されている方も多いと思いますが、DR-631Cも同様に見えないところで使用されている、知る人ぞ知る機種です。
今回入手しましたので、紹介・レビューしていきます。





放送局等の現場で使用されるヘッドホンということで、基本的に外装の状態は通常のヘッドホンよりも悪いことが多いです。製品はかなりしっかりと作られているため、この状態でも通常使用できるあたりがたくましいですね。
ハウジングは小ぶりですが、金属製のかなりしっかりとした構造になっており、手に持つとずっしりと重みがあります。
イヤーパッドやヘッドバンドも簡素な物でありますが、装着感は悪くなく、着け外しもしやすいです。
音に関しては、かなり淡白に鳴らしてくれる印象です。味付けはなく、ある音をそのまま聴かせてくれるような、忠実さがあります。
どんな音源でも楽しく聴けるようなヘッドホンとは対照的ですが、環境を見直す際や、特定の音源を聴きこみたいときにとても重宝するヘッドホンですね。
ヘッドホンの歴史を語る上で必ず耳にするヘッドホンです。見かける機会があればぜひ聴いてみて下さい。
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